ガラス製造

エネルギー効率の高い酸素燃焼のご提案

ガラス業界は、代替製品との競争の激化、炭酸ガス排出量の削減など、多くの課題に直面しています。

これらの技術的課題をサポートするために、Air Liquide は酸素燃焼技術（酸素バーナー、制御、酸素予熱技術、シミュレーションソフト）を総合的に開発してきました。調査FS段階から設備の試運転、さらには立上げ後の燃焼状態の最適化まで、お客様をサポートしています。これらの技術は、ガラス業界のあらゆる分野（板ガラス、容器ガラス、食器、テクニカルガラス、繊維）で多数の実績があります。

生産における主な課題は何ですか？

弊社製品やサービスがお客様へどのようなサポートができるかについて、一度弊社へお問い合わせください。

ご回答

Combustion à l'hydrogène - Industrie du verre

エネルギー効率

酸素源として空気の代わりに純酸素を使用すると、加熱する窒素がなくなるためエネルギーが節約されます。その結果燃焼効率が向上し燃料消費量が削減され、加熱する窒素がなくなるためエネルギーが節約され、排気ガスの量も大幅に削減されます。

品質管理

操炉安定性により、ガラス品質の向上に貢献します。

ランニングコストの削減

従来の空気燃焼方式に比べ、酸素燃焼でコストメリットが得られる可能性があります。また酸素予熱技術との併用により、さらに燃料使用量の削減に貢献します。

排出ガスの削減

空気燃焼から酸素燃焼転換により、排ガス総量は大幅に削減できます。エネルギー効率が上がるため CO₂ 削減、また余分な窒素導入がないため NOx 減にも貢献いたします。

フロート炉の不活性化

フロートガラス製造および加工にもは、産業ガスが活用されています。フロートガラスと呼ばれる所以のフロート炉には溶融スズ槽があり、その上でガラスが成形されます。産業ガスは溶融スズの酸化防止用途で使用され、操業中は連続的に導入されます。産業ガスは溶融スズの酸化防止用途で使用され、操業中は連続的に導入されます。

金型離型用カーボンコーティング

瓶や食器用ガラス製造には金型が使われていますが、Air Liquideはカーボンを金型に付着させ離型しやすくするバーナ技術を有しています。この技術の活用により以下のメリットがあります。

Air Liquide offers equipment that can achieve stable temperature profiles to break down the hydrocarbon (Acetylene, Propylene, etc.) into carbon deposit as close as possible to the surface to be lubricated.

再現性のあるコーティング結果
ガラス製品の優れた表面品質
作業現場のクリーンな環境
メンテナンスや清掃などのリスクと労力を低減

酸素燃焼技術

Air Liquide の酸素燃焼技術は、世界で200以上の炉に導入され3000台以上の酸素バーナーを納入してきました。空気燃焼から酸素燃焼への転換は、CO2削減はもとより効率化・省力化・排ガス量削減・炉のエージング効果など様々なメリットが得られます。

長年の経験を有した酸素燃焼のエキスパートが、ガラス製造における産業ガスを利用した包括的な提案を用意しています。

全酸素燃焼

二酸化炭素排出量の削減

全酸素燃焼技術は、排ガス量と燃料消費量を削減し、生産能力フレキシビリティを提供する可能性を提供します。これらのプロセスは、空気燃焼から酸素燃焼へ切り替えすることを前提としています。

燃焼プロセスで使用されない空気中の窒素を加熱するようなエネルギーの無駄がなく、NOx生成も削減されます。燃料消費量の低下により、CO₂ の排出量も削減されます。弊社の先進的なオキシ燃料燃焼（または酸素燃料燃焼）技術は、最適なガラス溶融条件を提供し、熱伝導を改善します。

酸素ブースティング

炉の生産性向上

ガラス炉は、リジェネレーターの劣化などの影響で生産性が大幅に低下するため、8 ～ 15 年ごとに炉修が行なわれます。ガラスメーカーは、炉再生器が詰まる時に生産性が大幅に低下することに直面します。この際にガラス炉を酸素でアシストする方法があり、生産性を向上または維持することができます。酸素活用方法には次の 3 つの方法があります。

酸素富化　燃焼空気中の酸素濃度（通常最大 24 %）を上昇させながら、空気を酸素と混合し空気バーナーを維持します
酸素ランス　酸素ランスを導入し、既存の空気火炎をアシストします
部分酸素燃焼　酸素バーナーを数本挿入し、既存の空気燃焼をアシストします

火炎表面研磨

瓶や食器用ガラス製造には金型が使われていますが、成型後　型によって製品に残った後を除去するのに酸素バーナーが使われます。

高品質な製品（香水瓶、ガラス食器、高級小型/中型ボトル、容器ガラスなど）を専用のバーナーでガラス表面を局所的に再溶融させ、なめらかで光沢のある研磨面を生成します。この望ましい効果は、酸素水素バーナーで達成され、ガラス表面の再燃焼や修復にも適しています。

複層ガラス

エネルギー効率とコスト効率に優れた遮音と断熱材として、レアガスを使用した複層ガラスは、伝導熱と対流による熱損失を減らす環境に優しいソリューションです。

弊社が推奨するガスおよび機器ソリューション

Air Liquide は、設備の安全性を確保するためのガイドを提供し、酸素欠乏検知装置の導入、設備メンテナンスサービス、およびガスの使用に関するトレーニングについてアドバイスします。弊社は、お客様のプロジェクトのあらゆる段階をサポートします。弊社の広範なサービスにより、ガラス製造に関する弊社独自の革新技術を活用できます。